かわら版 Vol.12「文通費100万円問題の本質」
■13万5,125票をいただき初当選
お陰様で、10月31日の衆議院総選挙において、大きな勝利をいただくことができました。ご支援、ご支持いただいた皆さまに心より御礼、感謝申し上げます。
一強政治を変えてほしい、千葉8区、柏・我孫子を変えてほしい、そして、野党候補の一本化。この3つの力が1つに結実した結果だと思います。
9年続いた一強政治を転換するため、まずは国会を緊張感あるものにする。そして、格差拡大、人口減少、気候変動、財政健全化など、日本の未来を切り拓くための政策論議をしっかり行って参りたいと思います。
これからが本当のスタートです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
■立憲民主党の立て直し
今回の選挙結果を受けて、枝野代表が辞任することとなりました。4年前の立憲民主党結党以来のご尽力に心より敬意と感謝を申し上げます。
11月30日には代表選挙が行われます。当選したばかりの私の第一の仕事は、地元をしっかりと固めて、皆さまの声を国会に届けることだと理解していますが、同時に、緊張感ある国会、政権交代可能な政治の実現に向けて、野党第一党・立憲民主党の立て直しに努力して参ります。
■文通費100万円問題
いわゆる文通費100万円問題が注目を集めています。なぜ今まで日割りにせずに放置してきたのか、逆にそのほうが不思議です。
この文通費改革は、旧民主党政権でも、党政治改革推進本部で検討していました。本部長は当時の岡田克也幹事長、私は事務局でした。
今回の100万円を返納することは当然として、それだけに議論を矮小化してはなりません。法改正を含む抜本的な制度改革が必要です。
11月17日、立憲民主党の新人議員15名全員の連名で、党政治改革部会に要望書を提出しました。ポイントは以下の3点です。
(1)10月分の文通費100万円は全額国庫に返納する
(2)国庫返納と今後の日割り支給を可能とするための法改正を行う
(3)領収書徴収や使途報告等の抜本改革についても、今後検討する
以上について、12月の臨時国会において、法改正を図ります。
なお、文通費を全額政党に寄付をするやり方は、一見もっともらしいですが、ある種のマネーロンダリングです。
つまり、いったん政党に入ってしまうと、お金に色はありませんので、本来文通費では使えないはずの人件費や選挙費用にも使えてしまうのです。
単なるパフォーマンスではない、国民の皆さまのご理解と信頼を得られる改革が必要です。
■歳費に見合った仕事を
12月の臨時国会は、実質的には6月以来半年ぶりの国会です。在職1日で100万円の文通費はもちろん問題ですが、年2千万円もの歳費(給与)を受け取りながら、1年の半分しか国会が開かれていないという、より根本的な問題も忘れてはなりません。
2021年11月17日