かわら版Vol.37「本気の政治改革」
■衆院3補選全勝
4月28日投開票の衆院3補選は、立憲民主党の公認候補全員が当選を果たしました。皆さまのご支持、ご支援に心より感謝申し上げます。
3候補はすべて、投票終了の20時と同時に当選確実が速報される、いわゆるゼロ打ちでした。
裏金問題や物価高など不祥事、失政が続く岸田自民党政権に対し、「進撃の巨人」よろしく「進撃の民意」とでも言うべき国民の皆さんの怒りが、怒涛のごとく押し寄せた、その結果だと思います。
■一期生の仲間たち
私も全力応援で3補選に臨みました。個人的には、一期生同期の山田勝彦君の長崎3区雪辱、そして、新たに東京15区の酒井なつみさんが同期の仲間となったことを嬉しく思っています。
これから大事な局面となります。緊張感と責任感を持って、これまで同様あるいはそれ以上に、地道に着実に、仕事をして参ります。
■政治改革特別委員会
3補選に先立つ4月26日、自民党の裏金問題を受けて衆参両院に設置された政治改革特別委員会の初会合が開かれました。
衆院だけで定数40人の大きな委員会で、立憲民主党は8人、私もメンバーの一人となりました。
この特別委員会では、裏金問題の真相解明と並行して、政治資金規正法改正など制度改革の議論を行うこととしています。
■立憲民主党の改革案
私たちは、
①連座制(秘書が違法行為をした場合に議員本人にも刑事責任)の導入
②企業団体献金の禁止
③政治資金パーティーの禁止
④政策活動費(政党から議員個人への渡し切りの資金)の廃止
⑤旧文通費(月額100万円の議員経費)の使途公開
など「本気の政治改革」を議員立法として提案しています。
いまの政治不信を招いた張本人である自民党が最も改革に後ろ向きで、最も消極的なのは本当に呆れますが、与党の公明党含め、党派を超えた改革勢力で自民党に改革を迫っていきたいと思います。
■悪魔は細部に宿る
大事なことは、実効性ある制度改革を今国会中に実現することです。
そして、さらなる抜け道を許さないためには、「悪魔は細部に宿る」という言葉どおり、一見細かい、具体的な部分を一つひとつ詰めていく必要があります。
私は政策秘書時代から、政治改革の論議や政治資金の実務に関わってきました。その経験もしっかりと活かして、連休後から本格化する国会論戦に臨みます。
2024年5月1日