かわら版 Vol.17「ウクライナ難民支援/国会質問3連戦」
■ウクライナ難民支援
ロシアによるウクライナ侵略が続いています。日本は国際社会と連携し、ロシアに強い経済制裁をかけると同時に、対話のチャンネルは常に残しながら、外交的な解決を模索し続けるべきです。他方、私たち自身に何ができるか、とてももどかしい思いもあります。
国会では、政府の対応を後押しするとともに、対ロシア非難決議を議決し、国会の意思を鮮明にしました。また、立憲民主党としては、数百万人規模になるとも言われるウクライナ難民を支援するため、全国一斉の募金活動を行っています。
1人ひとりができることは限られているかもしれませんが、「微力であっても無力ではない」と信じて、できることを1つずつ実行していきます。
■内閣委員会で質問
国会では、来年度の予算審議や法案審議が進んでいます。私も連日、本会議や委員会に出席するとともに、すでに3回の質問と意見表明の機会がありました。
内閣委員会(2月4日)では、①衆院選挙区割り変更、②安定的な皇位継承の確保、③新型コロナ対策、④経済安全保障の4点について質問しました。
特に、③については、過去のコロナ対策の検証が十分になされていないこと、そして、学校、保育所、幼稚園で感染が急拡大するなか、学校の先生や保育士さんへの3回目のワクチン接種を優先すべきことを繰り返し主張しました。
■予算委員会で質問
予算委員会(2月17日)では、国土交通省所管の分科会で、①通学路の交通安全対策、②サポカー補助金、③千葉北西連絡道路の3点について質問しました。
①については、八街市の小学生死傷事故をきっかけに、全国一斉の通学路安全点検が実施されましたが、一時的な対応ではなく、継続的・定期的な取り組みが必要であることを強調しました。
また、②については、補助金終了の根拠となるデータがないこと、③については、今後20年から30年以上かかる計画となっているが、整備するならもっと前倒しが必要で、それができないのであれば、より短期間で実現可能な対策が必要と指摘しました。
■憲法審査会で意見表明
憲法審査会(3月3日)では、オンライン国会審議が現行憲法上も可能であることを、ほぼ全会一致で確認しました。
私にも発言の機会があり、その際、安倍元総理の発言や維新の会の提言が物議をかもしている、日米の「核共有」(ニュークリア・シェアリング)についても言及しました。
私は、核共有は、「必要最小限度」の防衛力しか認めていない憲法9条に反していると考えていますが、各政党やそれぞれの国会議員が核共有について議論することは、もちろん自由です。
しかし、「政府」が議論するとなれば話は別です。議論すること自体が、国内外に重大なメッセージを送ることになります。政府に議論を求める際には、当然ながら、そのことをよく認識すべきと申し上げました。
■国会質問は野党の大きな仕事
国会質問は、政府の予算や政策をチェックし、より良いものにしていくという、野党の大きな仕事の1つです。議論を議事録に残すことも重要です。これは、政府と一体になっている与党には、十分にできない仕事です。引き続き、しっかりと取り組んで参ります。
2022年3月7日