かわら版Vol.30「柏の政治の景色が変わる!」
■柏市議選、党公認3候補が当選
8月6日に行われた柏市議会議員選挙。お陰様で、立憲民主党の公認候補3人全員が当選することができました。
定数36のうち、現職(3期目)の岡田ちかさんが5,554票で1位トップ当選、永山ともひとさんが3,557票で新人最高の6位、いとう誠さんも2,094票で見事初陣を飾りました。3候補それぞれが持ち味を出して戦い、それを有権者の皆さまに評価していただいた結果だと思います。
私は、選挙戦全体の総責任者として、山下洋輔県議と連携しながら、今回の市議選に臨みました。皆さまのご理解とご支援で良い結果が出せたことに、心から感謝申し上げます。
■柏市議会の変化
今回の市議選では、立憲民主党は2増の3議席で計11,205票と、前回の5,611票から大きく得票数を伸ばしました。
自民党は1減の5議席(計15,119票)、共産党も1減の4議席(計9,802票)と苦戦しました。維新の会は1増の2議席でしたが、計5,975票と伸び悩みました。
これらの議席数や得票数の変化は、今後の市議会の議会運営や、この先にある衆院選にも様々な影響を与えることになるでしょう。
■見えた課題
いくつかの課題も見えました。投票率は31.45%で、前回の34.22%を更に下回りました。4年ぶりの柏まつりや手賀沼花火大会、猛烈な酷暑などを勘案しても、深刻な状況です。
真夏の柏市議選ですが、4月の統一地方自治体議員選挙と日程を合わせるべきとの意見も少なくありません。4年後に向けて検討する価値はあると思います。
20代、30代の議員がゼロという状況は、今回、32歳の永山さん含め3人の30代が当選したことで、世代交代が幾分進みましたが、女性議員は9人から7人に減少。多様な市議会を実現するためにも、女性と若手の議員を増やす工夫と努力が求められます。
■今後の柏市議会
今後の焦点は、市議会の会派構成です。改選前は自民党を中心とする会派が14人、公明党が7人と、国政与党が議席の3分の2を占めていましたが、今回、立憲民主党やリベラル勢力が議席を増やし、新人も加わりました。今後の動向が注目されます。
また、非自民勢力の後押しで誕生した太田和美市長と自民党系会派の距離感もポイントになります。市政を前に進めるという観点から、党利党略、個利個略を超えた政治行動が期待されます。
■衆院選のゆくえ
次なる戦いは、11月の我孫子市議選、そして、私自身の戦い、衆院選です。
マイナカード、マイナ保険証をめぐる迷走と混乱や、3千万円もの巨額の資金提供で家宅捜索を受け、自民党を離党した秋本真利衆院議員の問題など、岸田総理は苦しい政権運営が続いています。
しかし、油断はできません。安倍元総理も2017年、森友・加計問題で窮地に追い込まれるなかで、起死回生の解散・総選挙に打って出ました。衆院議員は常在戦場です。
一昨年の千葉県知事選、衆院選、昨年の参院選、今年の県議選、市議選と、柏では、皆さまのご支援で、立憲民主党が勝利を重ねてきました。
柏の政治の景色は、確実に変わりつつあります。
2023年8月10日